女性の活躍できる職場環境作りをより一層進めるため、女性のエンパワーメント原則(WEPs)に署名をしました。
WEPsとは
国連グローバル・コンパクトとUN Womenが共同で作成したこの原則は、企業が女性の活躍推進に取り組むための行動原則になります。
全世界で2465社、日本国内では、245社。国内建築、建設、建材産業では、12社が署名しています。
署名のプロセスは極めて単純明快です。ホームおえーじに必要情報を入力し、トップの署名をPDFでアップロードするだけです。
問題が無ければ数日後にWEPsの事務局からメールで登録完了のメールが届きます。
しかし、企業には署名をすることではなく、客観的に自社の状態を把握し、可視化し、課題を解決するための施策を経営に反映する事が求められています。
ジェンダーギャップを計測するツールまで用意されているので、企業が本気で女性活躍推進に取り組む際には大きな手助けになることが期待できます。
私たち加賀建設も、取り組みと検証のサイクルを構築し、スパイラルアップで女性の活躍を推進してまいります。
UNWomen(日本事務所):「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」
WEPsにおける7つの原則
- 原則1:トップのリーダーシップによる取り組みの推進
- 原則2:機会の均等、インクルージョン、差別の撤廃
- 原則3:健康、安全、暴力の撤廃
- 原則4:教育と研修
- 原則5:事業開発、サプライチェーン、マーケティング活動
- 原則6:地域におけるリーダーシップと参画
- 原則7:透明性、成果の測定、報告
女性のエンパワーメント原則(WEPs:Women’s Empowerment Principles)には上記の7つの行動原則が定められています。
私たち加賀建設は、上記の7つの原則にしたがって女性が活躍できる職場環境づくりを進めてまいります。
日本における署名状況
現在、国内の企業では245社が署名しています。建設セクターに限るとその数は大きく減少し、現在署名をしている企業はわずか12社のみになります。
現代では、女性活躍推進に積極的に取り組もうという企業が多くみられますが、まだまだWEPsへの署名をしている企業は少ないのが現状です。
WEPsに署名し、プラットフォームに参加することは世界の女性活躍に関する潮流を理解することにつながります。
また、自社の取り組みの親和性が高い他社の取り組みを見つけることができれば、パートナーシップによる新たな取り組みの創出を模索することができます。
加賀建設とWEPs
男性が中心の日本の建設業において、女性の可能性を信じ、15年前に初めて女性技術者を採用したことをきっかけに加賀建設の女性活躍推進は始まりました。
県内企業に先駆けとなって取り組みを行う中で、女性活躍を推進する企業としての認定やメディアへの露出が、私たちの取り組みを後押ししてくれました。
国土交通省の調査によると、日本国内にはスーパーゼネコンが5社、全国展開する大手ゼネコンが47社あります。
その一方で、地域を基盤とする中堅ゼネコンは 20,000社 存在します。
この事実は、加賀建設のような中堅建設企業が女性活躍推進に取り組むことがいかに重要であるかを表しています。
最多層に位置する中堅ゼネコンが積極的に女性活躍推進に取り組む姿勢を表明することで、建設セクター全体にその姿勢が波及し、
より大きな変革へとつなげることができると私たちは考えます。
建設産業の現状と課題
今後も、誰もが挑戦できる社会の実現に向けた歩みを止めることなく、変革を推し進めて参ります。