『令和3年度国土と交通等に関する知事表彰式』にて優良建設工事を受賞
この度、石川県より『令和3年度国土と交通等に関する知事表彰式』にて優良建設工事を受賞しました。
優良建設工事とは、施工や技術力が優秀で、他の模範とするにふさわしい工事を選考し、その企業を表彰することで、建設業全体の技術力向上を目指すものであります。
今回受賞対象となったのは『金沢港 改修(防波堤(北))工事(その1)』です。
この工事は、防波堤(北)の延伸により金石港、ならびに、金石航路を波浪による災害から守ることを目的としております。
工事を施工するにあたって、ケーソン製作・進水・仮置きを金沢港内の水深の浅い箇所での行う状況でありました。その中で、フローティングドッグを係船する箇所の確保・決定、および製作後のケーソンを仮置きする箇所の航路・水深を含めた検討が課題となり、当初、大浜岸壁を使用する予定でしたが、ケーソン製作時における波浪や強風によるフローティングドッグの動揺を懸念し、他船舶の係船状況、ならびにフローティングドッグの喫水を考慮し戸水岸壁へ変更となりました。
特にケーソン仮置きにおいては、進水経路計画を踏まえた水深調査や、底質土の地耐力調査を踏まえた基礎砕石の投入計画、並びに、進水・仮置き時における施工方法の工夫を行いました。
今後も、災害からまちを守り、人々の生活に安心をもたらすことができる建設会社であれるよう、今回の受賞を励みにさらなる技術力向上に努めていきます。