R1小松人工リーフその3製作据付他工事

工事の目的

R1小松人工リーフその3製作据付他工事は、小松空港近くの石川海岸において、高波から北陸自動車道や砂浜を守るための『人工リーフ』を海中に造る工事と、北陸自動車道の美川インター近くの海岸線を走る自転車道路で『堂尻川橋』の補修工事を行う現場です。
※リーフ(reef):岩礁、サンゴ礁を意味します

工事の工夫

今年は例年に比べ波が高い日が多く、一時は人工リーフの工事が完成できるか危ぶまれる日々が続きましたが、当社作業船をフル稼働させることで、何とか10月末に人工リーフを完成させることができました。これも、自前で作業船を持っている当社の強みの一つです。
現在は堂尻川橋の補修工事を進めています。
堂尻川橋は長年、海からの潮風や波浪にさらされていたことで、橋げたや橋の表面にひび割れが入ったり、剥がれたりして弱くなっています。
このような潮風や波浪の影響で橋などにひび割れが入ったり、剥がれたりする事を『塩害』と呼びます。今回の補修工事では、弱くなった部分を取り除き、塩害に強いセメントに繊維片を入れた『ポリマーセメント』と呼ばれるものを吹き付けています。

さいごに

補修工事は来年1月末までかかる予定です。吊足場の密閉された空間で粉塵が発生する作業が多いことから、換気や粉塵対策を徹底による作業環境改善に努め、無事故・無災害での完成を目指します。