Women’ s
Empowerment

女性活躍推進

誰もが活躍できる社会のために

女性の輝ける職場環境づくり

背景

かつての建設業は男性中心の職場環境でした。しかし、今日では女性が建設現場でも活躍できる環境づくりが進められており、「けんせつ小町」や「ドボジョ」といった土木系女子への愛称も広まっています。加賀建設株式会社では、働く女性のエンパワーメントを達成するために健全なワークライフバランスの実現を含めた、女性が能力を発揮しやすい職場環境づくりを進めています。

目標と現状

  • 産前・産後休暇制度の事前周知及び目標取得率100%を目指す

    現状令和元年5月現在過去10年間女性社員の育児休暇取得率100%達成

  • 管理職のうち女性が占める割合10%以上を目指す

    現状課長級以上の役職に占める女性の割合約5.6%、課長級社員1名在籍

  • 全社員における女性就労比率のバランスをとる

    現状令和元年5月現在全社員61名中女性21名

  • 採用者に占める女性比率を30%以上にする

    現状平成31年度実績約60%

手法

  • 建設作業現場のおける更衣室・男女別トイレの設置
  • 分煙の徹底
  • 採用プロセスにおける性別によるバイアスの排除
  • 女性の建設業界への入職に繋がるような様々な媒体による広報活動の実施
  • 女性管理職の積極的登用
  • 性別にとらわれない公正な透明性のある能力評価の実施
  • 5S運動を中心に男女ローテーションでの社内清掃実施
  • 男女共同の業務・労働環境改善ワーキンググループによるグループディスカッションの定例化
  • 社内電子掲示板(ICT)を利用して働き方に関する情報共有

男女の区別なく輝ける職場環境へ

女性が活躍できる企業と社会の実現に向けて、男女関係なくワークライフバランスの推進を行うことによって
男性が家事や育児に取り組みやすい環境づくりにも取り組んでいます。

  • 産休制度、育児休業時における待遇ならびに育児休業後の変わらぬ条件を事前周知することで、復帰しやすい職場環境を整備
  • 子どもの行事や家族の介護に合わせて休暇を取りやすくするとともに、時間単位での有休取得を認め、その周知に努める
  • 毎週水曜日にノー残業デーを実施
  • グループウェアを導入し、ペーパーレス化を推進することで生産性向上に取り組む

外部評価及び宣言

女性の活躍できる職場環境作りを推進することは当社のみならず建設業界全体にとって、喫緊の課題であると考えます。建設業界全体として女性が活躍しやすい環境を整備するとともに、企業が持つグッドプラクティスを共有し、業界全体の労働環境をアップデートして参ります。環境整備が進むことで、さらに女性が増え、環境整備がますます進むという、プラスのスパイラルが今後も続いていく事を目指します。
今後は、女性管理者の割合をさらに増やすことが一つの目標になります。しかし、自分が管理職を務める際の能力に不安を感じる社員もいるため、マネジメントのスキルを学ぶ場を作り、自信をもって能力を発揮できるよう、エンパワーメントを進めてまいります。

「 コンセプトショップはのねのね 」

地域の食文化を「知る・学ぶ・実践する・分かち合う」毎日の和食で伝統と健康を次の世代に

背景

人生は100年時代に突入しつつあります。長い人生を最期まで健やかに生き抜くためには身体が健康でなくてはいけません。そして、健康な身体を手に入れるためには食生活が何よりも重要になります。私たちは20~30歳代の食生活が一生の食生活を決定づけ、生活の質を高めるのではないかと考えます。
さらに、女性の場合は出産に備えて十分な栄養素を摂取する必要がある上に、生まれてきた子供は両親の食生活に多大な影響を受けます。したがって、若い世代に正しい知識を伝え、健康的な食品へのアクセス性を確保することが、健康的な食生活を次世代へと受け継いでいくために非常に重要です。
しかし、20~30歳代では朝食の欠食が多いことに加えて、食事のバランスがとれていないことが指摘されています(「食生活指針の解説要領」.文部科学省.厚生労働省.農林水産省.平成28年6月)。
そこで、私たちは食について正しい知識の普及と提案を行うことで、健康を促進することを目的にコンセプトショップ「はのねのね」を運営しています。

手法

販売物は石川県内の地場産物を用いた加工品のみです。発酵食品を中心に健康志向の食材を取り扱っている他、地域の伝統的な特産品である漆器の販売も行っています。コンセプトショップとして営業しているのみではなく、学びの機会の提供、そして学んだことを実践する場の提供、そしてすべての活動を伝承するために積極的な発信を行っています。

方針

  • 「一次予防」:食生活を見直すことで疾病の発症そのものを予防する
  • 「重症化予防」:合併症の発症や症状の進展を防ぐ
  • 「食文化の保護」:ユネスコ無形文化遺産に登録された日本食を守り繋いでいく
  • 「食料自給率の向上」:地域でとれた食材で、地域に伝わる料理を提供する

※我が国は特定国への食料依存が非常に高いため、輸入先における作柄、作付けの変動、世界の食料需給の影響を受けやすい。